NHK J-POP 青春の'80を見た感想

プロの歌手といえども、歳による肉体の衰えに打ち勝つことは非常に難しい。
ほとんどの歌手が歌唱力が衰える。
歌だけでなく日常会話での声も年を取る。

ただ、若ければいい声というわけではなく、年を取っても相変わらずいい声を保ち続けられる人もいるし、円熟味が増して深みのある声をしている人もいる。
特に男性は年をとることで魅力的な声になる可能性がある。
高齢の女性の声は、やはり衰えが目立ってしまうが。


下は、適当に採点したもの。
Ｓ、Ａ、Ｂ、Ｃの順。
Ｓは、生コンサートで聴く価値があると感じた歌手。
Ｃは、歌唱力に大きな疑問を感じた歌手。
Ｄは歌番組で歌わしちゃいけないレベル。
Ｂは好き好きで。
行く行かないは個人の自由なんだけども。
ファンの方は怒らないでね＾＾


［Ｓ］
ＳＨＯＹＡ　－　頼もしいほどパワフルで、昔と変わっていない。スタイルいいしかっこいい。
荻野目洋子　－　昔を同じように再現出来てる。スタイルもいい。声も伸びやかで澄んでる。
中村あゆみ　－　あの発声なのに喉潰れてない。現役でロックしてるのはすごい。
太田裕美　－　舌っ足らずだが伸びやかで透明感ある声。その独自の歌唱法に変わりなし。
小比類巻かほる　－　今やJazzシンガー？昔より安定してる。絶え間ぬ努力が伺える。

［Ａ］
杉山清貴　－　２年前より太った？それなりに高音出る。透明感は前よりなくなった。
甲斐よしひろ　－　昔のファンでも納得のいくパフォーマンスを持ってると思う。
稲本潤一　－　変わらないという点ではＡか。かなり年取ったなあ。
杏里　－　澄んでるし伸びやかないい声なんだけども、たまに音程外してた。
五輪真弓　－　地に根を下ろして強く訴えかける力はやや弱くなった。
大橋純子　－　この人も変わってないってことで。

［Ｂ］
大友康平　－　オジイちゃんに。肺活量が減ったなりに、ハウンドドッグっぽさを残して歌ってた。
渡辺美里　－　デビュー直後の歌い方と声が好き。どんどん見た目も声も太くなってくなあ。
BBクイーンズ　－　男性Vo.はまんまだけど、女性はもっと気合入れて歌ってくれ。
辛島美登里　－　期待はずれから厳しめに。下手になった気が。
南佳孝　－　聞いたことがある曲。でもアレンジが嫌だった。半分ぐらい当時の声で歌えてた。
尾崎亜美　－　元々そんな歌唱力ある歌手じゃないけど、変りなしということで。

［Ｃ］
もんたよしのり　－　あの歌い方だと年取ってからはキツイかと。声振り絞ってるのに出ない。
中西圭三　－　喉周りが脂肪で圧迫されてるのか高音全然出ねえ。見ててキツイ。
白井貴子　－　元々うまくなかったね。なんで売れてたんだろう？
山下久美子　－　一番辛かったかも。一般人のママさんがカラオケで歌ってるようだった。

［Ｄ］
風見しんご　－　踊りとスタイルはなかなか。歌、ヘッタクソだなあ。ひどい。涙のテイクアチャンス。


やっぱり、本当に歌唱力がないと、年取った歌手は聴くべきじゃないと思った。
いい感じに脳内補正されてる思い出の曲がブチ壊しになるから（苦笑）
中西圭三って、ポスト久保田利伸として出てきて高音ボイスが売りだったのに、あれはないよなあ。

番外編で、まだまだ現役で歌唱力がある歌手を何人かあげてみる。
［Ｓ］
デーモン小暮、矢野顕子、井上陽水、浜田麻里、久保田利伸、根本要、奥田民生、チャゲアス、玉置浩二、吉川晃司